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第120回日本皮膚科学会総会(Web開催での参加)

2021年10月12日

 ジェントルマン at 10:06  | 研修報告(ふきあげ納富病院)
第120回日本皮膚科学会総会
ふきあげ納富病院 皮膚科医:新井 知降

 神奈川県横浜市にて第120回日本皮膚科学会総会が令和3年6月10日(木)~6月13日(日)の4日間開催されました。新型コロナウィルス感染症対策を万全した上で、現地開催+Web開催のハイブリット開催となりました。私はWebのみで参加しました。
 Webで期間中1日4~6時間講演会を聴講しました。専門的な内容なので詳細は割愛させて頂きます。
皮膚科医以外の方でも興味がありそうな話しとして少し紹介させていただきます。

●経皮感作による食物アレルギーについて
皮膚から体内にアレルゲン(アレルギーの原因)が入り、感作を起こすことによって食物アレルギーを発症する事があります。有名な例では小麦入りの石鹸を使用した方が小麦を食べると蕁麻疹などのアレルギー反応を起こすというものです。また、一見関係ないような物同士でも起こり得ます。中々興味深いです。
【経皮感作】・・・食物アレルギー

●クラゲ刺症
→ 納豆
●マダニ刺症
→ 四つ足の動物の肉(牛肉・豚肉など)
→ カレイの卵・抗悪性腫瘍治療薬の一つ
のセツキシマブ
●猫のフケ
→ 加熱不十分の豚肉

●花粉
 スギ・ヒノキ
→ トマト
 ブタクサ
→ スイカ、メロン、キュウリ
 ヨモギ
→ ニンジン、セロリ、トマト、キウリ
 シラカンバ
→ リンゴ、桃、セロリ、ピーナッツ、パプリカなど(加熱すれば症状は出ない)

未だに食物入りの化粧品が販売されているようですが、感作が成立し食物アレルギーを発症するリスクがあるのを覚悟の上でお使いください。(私は使いません。)
食物アレルギーではないですが、ファイザー社の新型コロナワクチンでアレルゲンの一つとしてポリエチレングリコール(PEG)が疑われています。PEGは化粧品などに含まれていることがあり、知らぬ間に経皮感作の成立した方が新型コロナワクチンを接種することでアレルギー症状を起こすと考えられています。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【1日目】
●日常診療で知っておきたい
食物アレルギーの最新情報2021
①成人に持ち越した乳幼児期発症の食物アレルギーの特徴診断
②成人発症の食物アレルギーの特徴・診断・生活指導
③交差反応に基づく花粉-食物アレルギー症候群の特徴・診断・生活指導
④経皮感作による食物アレルギーの特徴・診断・生活指導

●これだけ変わったアトピー皮膚炎の病態と治療
①ここまでわかったアトピー性皮膚炎における表皮バリア機能異常
②アトピー性皮膚炎の炎症を理解する
③これだけ変わったアトピー性皮膚炎の病態と治療~外用療法について~
④アトピー皮膚炎における全身療法薬物の発展


【2日目】
●知っておきたい脱毛症の治療の病態・療
最前線
①円形脱毛症の病態理解最前線
②円形脱毛症治療の新知見
③先天性脱毛症の最新情報
④男性型 女性型脱毛症治療アップデート

【3日目】
●新しい薬疹、注意すべき薬疹
①免疫チェックポイント阻害剤薬による皮膚障害Update
②EGFR阻害剤による皮膚障害Update
③新しいtype-I過敏症
④ヒドロキシクロロキンによる薬疹

●マイクロバイオームと皮膚疾患
①マイクロバイオーム解析の最新の動向とその応用
②皮膚細菌叢研究の皮膚疾患への応用
③皮膚真菌マイクロバイオームと皮膚炎
④菌叢、病原細菌クオラムセンシング

【4日目】
●中毒疹について考える~大事な疾患を見逃さないために~
①リンパ増殖異常症に伴う中毒疹と皮膚症状
②感染症と中毒疹
③薬疹と中毒疹につき考える
④「中毒疹」から膠原病を見逃さない

●化膿性汗腺炎診断の手引き2020
①化膿性汗腺炎とは?
②化膿性汗腺炎の疫学
③化膿性汗腺炎の病態生理
①化膿性汗腺炎の治療 手術vs薬物療法の境界線

  


第4回ゆうとくセミナー「WEB」

2021年05月17日

 ジェントルマン at 13:55  | 研修報告(ふきあげ納富病院)
おはようございます!!
今日も読んでいただきましてありがとうございます。

最後の「床ずれ」についてのお話です!!
テーマ④です!
お願いします!!

④褥瘡と栄養
  褥瘡予防には、栄養状態の管理と低栄養を防止すること

≪まとめ≫
 ・接地面を増やし、圧力を分散させる
 ・長時間の圧迫を避け 除圧を行う
 ・背抜き足抜きを行い 衣類のしわを伸ばす
 ・耐圧分散クッション、マットレスの活用

◎意見・感想
・新型コロナウイルスの影響で 実際公演を聞きに行けず webでの開催でしたが逆に 委員の全員が参加できるようになったのでよかったと思います。
・時間ごとの体位変換や クッションマットレスの活用はできていても 体の接地面積が狭いといくらいいマットやクッションを利用していても 褥瘡が発生してしまうリスクがあることも改めて勉強し、今後に活かすことができるようにしていきたい。
  


第3回 ゆうあい公開セミナー「WEB」

2021年05月17日

 ジェントルマン at 13:20  | 研修報告(ふきあげ納富病院)
おはようございます!!
今日も読んでいただきましてありがとうございます。
暑さが増してきて、これから梅雨入りしたかな〜☔️
蒸し暑いので水分をしっかりとって体に気をつけてお過ごしください!!

本日も引き続き「床ずれ」についてのお話です!!
テーマ③です!
お願いします!!

③「座位保持での褥瘡予防」理学療法士
・褥瘡の発生要因➡圧力とずれ力
 圧力...体の同じ個所に長時間の圧力が加わる
   (体の接地面が少ないほど集中的な力が加わり圧力が高まる。)

褥瘡予防のポイント
   ・ポジショニング(接地面をふやす)
    ①深く座る   
    ②クッションやタオルなどの使用  
    ③足置き

   ・除圧 
    ①除圧を行う時間の目安
     ・臥位では 2時間以内の体位変換  
     ・坐位では 1時間以内の体位変換
    ②座り直しのタイミング
     ・車椅子に座った時 
     ・姿勢が崩れている場合 
     ・お尻、背中の痛み
    ③介助での除圧方法
      背抜き 足抜き  ➡ ずれ力により生じた皮膚のツッパリ感や衣類のしわ等を取り除く
  


第2回ゆうあい公開セミナー「WEB」

2021年05月12日

 ジェントルマン at 09:00  | 研修報告(ふきあげ納富病院)
第2回目ゆうあい公開セミナー「WEB」
ふきあげ納富病院

おはようございます!!
今日も読んでいただきましてありがとうございます。
暑さが増してきて、これから梅雨入れ間近です☔️
体に気をつけてお過ごしください!!

今日は昨日お話しさせてもらっている「床ずれ」についてのお話です。
本日はテーマ②からになります!
それではお願いします!!✨

テーマ
①「褥瘡の診断」皮膚科医」
②「褥瘡の評価と治療」形成外科医
③「座位保持での褥瘡予防」理学療法士
④「褥瘡と栄養」管理栄養士

②「褥瘡の評価と治療」
褥瘡の評価…褥瘡の状態を正しく評価する➡適切な治療へとつながる
 


DESIGNーRの点数と治癒期間
DESIGNーRは各項目の合計点数(0~66点)により褥瘡の治癒予測がある程度可能
・9点以下:約8割の褥瘡が1か月以内に治癒
・18点以下:約6割の褥瘡が3か月以内に治
・19点以上:約8割の褥瘡は3か月で治癒しない

◎急性期の褥瘡 
・急性期:発生から1~3週間・急性期の褥瘡は不安定で変化しやすく感染にも弱い
・まず除圧
・壊死組織の有無、感染の有無、浸出液の量、肉芽の状態にあわせて治療を行っていく。


  


ゆうあい公開セミナー「WEB」

2021年05月11日

 ジェントルマン at 09:39  | 研修報告(ふきあげ納富病院)
ゆうあい公開セミナー「Web」
ふきあげ納富病院

こんにちは

今日も、読んでいただきまして
ありがとうございます
今日は誠晴會での勉強会の報告をさせてもらいます。
今回は褥瘡(床ずれ)などについてですが、1回に行ってしまうと長くなってしまうので4回に分けて報告させてもらいます
それでは、お願い致します。✨

テーマ
①「褥瘡の診断」皮膚科医」
②「褥瘡の評価と治療」形成外科医
③「座位保持での褥瘡予防」理学療法士
④「褥瘡と栄養」管理栄養士

◎例年ゆうあい公開セミナーがエイブルにて行われていましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大により、webにて。

褥瘡(じょくそう)とは 
褥瘡(じょくそう)とは、一般にいう、床ずれのことです。 皮膚の表面には毛細血管が走っていて、その血流によって皮膚には栄養が与えられています。 体の一部に持続的に力がかかると、表面を走る毛細血管が圧迫され、皮膚への血流が乏しくなり、その部分の皮膚が死んでしまいます。 この状態を虚血性壊死といいます。


・褥瘡の好発部位リスク  
・褥瘡の分類(省略)
 褥瘡の治療  
乾燥環境           ・湿潤環境
(消毒して細菌を繁殖させない)⇒(湿潤環境を保って自然治癒力を利用)
 正常な皮膚細胞まで障害されてしまい、上皮化を遅らせる 

○褥瘡の予防
①体位変換 
 ・2時間毎の体位変換 
 ・ベットの傾きは30度以下 
 ・エアマットレスなど耐圧分散用具の使用
②体を清潔に保つ、入浴や清拭     
③スキンケア、毎日の保湿ケア
④栄養をしっかりとる、1日3食、タンパク質や鉄、銅、亜鉛など