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誠晴會だより

2012年08月10日

 ジェントルマン at 11:36  | 誠晴會だより
今回より当院で発行している「誠晴會だより」から抜粋して掲載していきたいと思います。


「因果応報ということ1」
H18,8月発行分より
誠晴會顧問弁護士 吉田氏寄稿


「情けは人のためならず」という諺をご存知のことと思います。広く知られているわりに、文意が本来の語義とは正反対にも解釈できることから、安易な思いやりを戒める趣旨だと信じきっている人も多いずです。もちろん、これは誤りであり、原意は思いやりを奨励する趣旨です。「情けは人のためならず、巡り巡りて己が身のため」と下の句を続けて連想すると、語義を間違いません。
この諺がどのような由来により発祥して広まったのか、詳細は承知しませんが、おそらく仏教の因果応報思想辺りの素地があるものと想像します。「思想」というと大げさですが、要は、原因と結果(「因果」)が連鎖する様子を捉えて、世の中のことは人間の知見の及ばないところで関連付けられており、大きな「環」の構造をなしていると考えるところに特徴があるものと指摘できます。
もともと、日本では「和をもって尊し」というように、「和=環=円(循環するもの)」が好まれます。また、古来の神道では、「一木一草に神が宿る」というように、森羅万象に広く霊的な人格を認めて畏れ敬うという考え方があります。これによると、世間には「八百万(やおよろず)の神」が溢れているわけで、神様を疎かにするわけにはいかないので、「もったいない」と言ってはものを大切にし、「ありがたい」と言っては万物の恩恵に感謝し、その結果、我身を慎んで、互いに他者を尊重し合うという文化的な素地ができていったように思うのです。



このようなことを思うともなく思いますのは、今般の世事を眺めておりますと、国の施策でも個人の行いでも、これに続く因果の流れが循環して、最終的に当初予測しなかった形で(あるいは予測の範囲を超えて)自分の側に跳ね返ってくる、結果、その段階になって慌てふためくということが多く目に留まるように思い、「因果応報」とはこのことかと思う機会が少なくないからです。



たとえば、平成18年6月1日から施行された新しい駐車違反取締の制度が思い浮かびます。
私の事務所のある福岡市中央区では、この新制度の効果は絶大でした。それまでは、飲食店やオフィス向けに配達をするトラックやワゴン車などが連なって駐車し、歩道側の路側1車線を潰している状態でした。もともと片側2車線しかないところを1車線潰してしまうのですから、右折待自動車などが出てくると完全につかえてしまいます。これが福岡都心部の渋滞の原因になっていました。
ところが、この新制度施行後は、面白いくらいに違法駐車がなくなりました。新聞やテレビでも効果のほどが報じられていますが、日々の生活の中で、渋滞が減少していることを肌身に感じている人も少なくないと思います。
このことだけみれば、万々歳の結果といっていいでしょう。しかし、諸手を挙げて大歓迎というわけには行かないように思います。というのは、逆に、駐車をする方の側に回ってみると、我々の日常生活の中では路上駐車を余儀なくされることは日常茶飯事だからです。保育園の子供や介護施設のお年寄りの送迎、携帯電話の受け答え、ちょっとした荷物の受け渡し等々、枚挙に暇がありません。別に悪意があってすることではないし、時間にしてもほんの数分のことです。心ある人ならば、できるだけ通行を妨げないように場所を選ぶ配慮もするでしょう。しかし、それでも違反は違反。「戻ってみたら駐車違反の札が下がっていた」ということにもなりかねません。



ことはそれだけにとどまりません。今回の取締りの影響を最も強く受けるのは運送業者のトラックです。ゲリラ的に営業している中小零細業者には死活問題です。大手業者でも、月極駐車場を借たり駐車待ちのアルバイト雇ったりということを繰りしていれば、従来の運賃で経費負担増を吸収しきれず、料金の値上げをしてくことも考えられます。そうすると、流通業者を叩いて成り立つ小売業界の実情らして、我々が買い求めるンビニ商品の価格にも跳ねりがあるかもしれません。耐え切れずに倒産する業者が出れば、若い人たちの雇用も影響が出ることもあるかもしれません。こうなると多少は眉をしかめる部分あるわけです。
 もともと、この駐車違反取締の強化方法については、早くから「交通渋滞緩和のためには、公共事業で土建業者にお金を流して道路を拡幅するよりも、駐車違反を徹底して取り締まる方が安上がりで、遊休社会資源である高齢者の
雇用にも適し、メリットが多い」というふうに説明されることがありました。たしかに、今回の新制度では、民間業者への取締業務の委託という方法が取られています。このようなことを考え合わせると、「小泉行政改革の一環」という側面もないとはいえないのです。
自分に直接かかわりがなく、自分がメリットを受けるばかりなら、所詮は他人事であり、小泉首相と一緒になって「既得権益をぶっ壊せ」とか何とか言っていれば足りるのですが、得にも損にもわが身に跳ね返るとなると、穏やかではいられません。結局は、どのような形で費用負担を迫られるのかの違いでしかなくなるわけです。
 損得は、分け隔てなく我が身に跳ね返ります。まさに、因果応報の一つの側面
といえましょう。
  


平成24年 鹿島おどり

2012年08月10日

 ジェントルマン at 10:55  | 行 事
8月5日(日曜日)毎年恒例の「鹿島おどり」へ出場しましたrun
当日は、夕方雨が降るアクシデントに見舞われながらも無事開催されました。

ご参加頂いた方お疲れ様でした。
ご協力頂きました皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます、ありがとうございました。

私事ですが今回「鹿島おどり」初参加でしたが、大変楽しかったですhappy01
それではその時の様子ですcamera






文責:佐藤