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医療バッシングとメディア②

2021年08月19日

 ジェントルマン at 11:07  | 誠晴會だより
―内田樹先生のお考え紹介②ー
 納富貴嗣


引き続きご覧になっていただき誠にありがとうございます。
今回も【医療バッシングとメディア】についての続きを書いていきたいと思いますのでお付き合い下さい。

院内暴力とメディア 2010−08−04 内田樹の研究室より抜粋


すでに何度も引用しているものだが、もう一度繰り返す。

土地、大気、土壌、水、森林、河川、海洋などの自然環境、道路、上下水道、公共交通機関、電力、通信施設などの社会的インフラストラクチャー、教育、医療、金融、司法、行政などの制度資本は、「社会的共通資本」と呼ばれる。それは、広い意味での人間の生きる「環境」を形成する。

社会の土台である。

その要件は、軽々に変化してはならないということである。
「社会的共通資本は、それぞれの分野の職業的専門家によって、専門的知見にもとづき、職業的規律にしたがって、管理、運営されるものであるということである。

社会的共通資本の管理、運営は決して、政府によって規定された基準ないしルール、あるいは市場的基準にしたがっておこなわれるものではない。(…) 社会的共通資本の管理、運営は、フィデュシアリー (fiduciary) の原則にもとづいて、信託されているからである。」
(宇沢弘文、『社会的共通資本』、岩波新書、2000 年、22頁)

メディアは「社会的共通資本」について、これがきわめて重要な概念であることを知りながら、決して論及しない。

メディアが「社会的共通資本」に算入されていないからである。

メディア知識人が「職業的専門家」にリストアップされていないからである。

メディアは人間が生きる環境としては「あっても、なくても、どちらでもいい」と宇沢先生が思っているから、メディアはこのような理説が存在すること自体を「無視する」のである。

そして、職業的専門家以外が容喙(ようかい)すべきではないとされた、あらゆる分野に手を突っ込み、それをあるときは「政治的正しさ」にリンクし、あるときは「市場のニーズ」にリンクして、専門家によってさえコントロール不能なものにする。

人間の生きる環境そのものが人間のコントロールを離れた状態になること、それをメディアは無意識のうちに望んでいる。

「カオス」と「カタストロフ」に対する「抗い難い欲望」がメディアを駆動している(それが大衆の最高の「ニューズ」であり、そのような破局的状況においてメディアに対する市場の需要は頂点に達するからである)。

混沌と破局を求めるのは、人間の本性の一部であるから、そのような欲望を「持つな」ということは誰にも言えない。
けれども、そのような欲望に駆動されてあることについて、メディアの当事者はもう少し自覚的であってもいいのではないか。
以上、内田樹先生談。


そうなんです。メディアが「医療人は腐っていて、、」という「医療カオス」の実態を、真実も誇張も、さらに嘘も含めて取り上げた。「医療カタストロフが既にきている」という、彼らの市場の需要を最大限化する既成事実が出来上がってしまった。

そのあと大衆は、「医療人へ対する不信感」を募らせていった。このようにメディアの連中の「抗い難い欲望」にまんまと乗せられ、「医療」を主人公にした「混沌と破局の物語」を国民の多くが盲信し追随したのでした。

医療費を下げたい財務省の連中はほくそ笑み、板挟みの厚生労働省の連中はただただ殻に閉じこもった、、、

小泉さんと竹中さんは、自分らのせいで医療人が追い込まれたなんて、全く自覚すらしておらず、逆に「資本主義のセオリーに倣い、だめな病院が潰れることが正義だ!!」と確信さえしていた、、、

患者を「さま呼ばわりしない病院」は潰れればいいのだ!!と。

確かに、「医療カオス」を地でいく医療人は、確かにいます。
そういう輩こそ率先し「患者」を「さま」扱いしていたように感じます。
でも、そんなやつ、本当に、ごくごく少数です。

ほとんどの医療人はできることを真面目にコツコツやっています。
そういう普通の医療人に対するお褒めの言葉は、


「あの先生にかかって良かったね〜」「あの看護婦さん優しかったね〜」
という個人的賞賛をいただけるレベルで十分で、
サッカーの国際試合の前に30秒も拍手をもらうといった演出でいただくものでは、決してないと、感じます。(よね??????)

皆さんは、いかがですか??




  


医療バッシングとメディア

2021年08月17日

 ジェントルマン at 11:11  | 誠晴會だより
―内田樹先生のお考え紹介①ー
 納富貴嗣

昨今のコロナ騒動で、医療従事者は「居心地が悪いほど」持ち上げられているような気がします。
本来業務として「救急医療」や「救命医療」、あるいは「呼吸器感染症病棟」にご勤務されている医療スタッフは、称賛と労いを受けて当然でしょう。

しかし、我々のような末端のそのような分野とはかけ離れた職種の医療人は、オリンピック前の日本代表対スペイン代表の練習試合前に「医療従事者に対し感謝の拍手を!!」とかされてしまうと、逆に後ろめたいになります。(ですよね、、、)

「すみません、我々はコロナから必死で逃げてるだけですので、、、、」と思ってしまいます。(よね、、、)
思い出せば、ほんの10年ほど前、医療従事者は「不当なバッシング」に耐え忍んでいたものでした。
実はこのような「大衆操作」はマスコミによってなされます。

以下、内田樹先生が約10年前に書いた「院内暴力が流行ってしまった原因論」を紹介します。今の過剰な賞賛は、「バッシング再発」の引き金を引くかもしれないと自覚し、自己防衛の意味も含めて、ここで再論させてください。


院内暴力とメディア 2010−08−04 内田樹の研究室より抜粋


数年前にある大学の看護学部で講演をしたことがある。
そのとき、ナースの方たちと話す機会があった。
ナースステーションに「『患者さま』と呼びましょう」という貼り紙があったので、あれは何ですかと訊ねた。

看護学部長が苦笑いして、「厚労省からのお達しです」と教えてくれた。
そして、「患者さま」という呼称を採用してから、院内の様子がずいぶん変わりましたと言った。
何が変わったのですかと訊ねると、「医師や看護師に対して暴言を吐く患者が増えた、院内規則を破って飲酒喫煙無断外出する患者が増えた、入院費を払わないで退院する患者が増えた」と三点指折り数えて教えてくれた。

「患者さま」という呼称は「お客さま」の転用である。
医療も(教育と同じく)商取引モデルに再編されねばならないと、そのころの統治者たちが考えたのである(覚えておいでだろう。「小泉竹中」のあのグローバリズムの時代の話である)。

患者は(消費者として)「最低の代価で、最高の医療サービスを要求する」ことを義務づけられる。
その「ニーズ」に応えることのできない医療機関は遠からず「マーケット」から退場する。その結果、最高の費用対効果で、最良の医療サービスを提供する医療機関だけが「淘汰」を生き延び、日本の医療水準はますます高まる。だから、患者もまた医療機関に対して、できるだけ少ない代価で、最高のサービスを要求「すべき」なのだ。

政治家たちはそう考えた。
マスメディアもその尻馬に乗った。

その頃、私は医療における「賢い患者になろうキャンペーン」とか「インフォームド・コンセント」論といった「政治的に正しい医療論」に対して、「こんなことを続けたら、日本の医療は崩壊する」と繰り返し警告していた。

医療とはかかわりのない素人の論であったが、医療メディアは私の主張を何度も取り上げてくれた。
だが、マスメディアから「医療に関する意見」を徴されたことは過去に一度もない。
それは私の意見がマスメディアの主張とまったくなじまないものだったからである。

さすがに医療崩壊の実情を知るにつれて、最近ではメディアの医療バッシングの筆勢は衰えたが、それでも自分たちがこの現場の荒廃に「責任がある」という言葉は口にしない。
たぶん、そう思ってもいないのだろう。



次回に続きます
  


国民体育大会選出!!

2021年08月05日

 ジェントルマン at 16:23
令和3年8月7日から福岡県北九州市で開催される
令和3年度国民体育大会第41回九州ブロック大会サッカー競技
当院の職員である4名が佐賀県・沖縄県代表として選出されました‼️shine
各県の代表、そして誠晴會の代表として頑張って来てください❗️


・橋口大樹(右)総務課
・砂田琢己(真ん中)透析室:看護補助
・比嘉和輝(左)透析室:看護補助
・武部壮馬(2枚目)総務課:広報


【代表コメント】佐賀県代表 選手兼コーチ
橋口大樹
「佐賀県代表は10年以上本大会へ出場をは耐えていません。今年こそ佐賀県代表としてはもちろん誠晴會の名前も背負っているのでなんとしても本大会への切符を勝ち取りいい結果を報告出来るよう精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします。」

●試合情報
試合会場 :福岡県北九州市立本城陸上競技場 運動場
試 合 日 :8月7日 9 : 30 〜 vs 長崎県代表

4名は普段、鹿島市を本拠地とした「佐賀LIXIL FC」でプレーし九州リーグでプレーをしている現役のサッカー選手達です‼️
応援しています‼️  


目覚めの「朝ヨガ」

2021年08月03日

 ジェントルマン at 11:32

.
〜朝ヨガで素敵な1日を〜

鹿島市にある『鹿島吹上公園フットサルブリューコート』にて朝ヨガを開催致します‼️

一般の方も参加可能ですので是非ご参加下さい‼️
★初心者の方でも大丈夫なない様になっております。
朝の涼しい時間に心も身体もリフレッシュして良い1日にしましょう‼️

⚠️一般で参加される方はワクチンを打った方に限定させて頂きます。ご了承ください。

⚫︎詳細
: 8月19日 6:30〜
: 鹿島吹上公園フットサルブリューコート

【内容】:ヨガと簡単な瞑想
【参加費】:無料
【持ち物】:動きやすい服装、タオル、飲み物、ヨガマット(無料の貸出有り)
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ヨガインストラクター:橋口ひとみ先生
One love Earth(福岡県糸島)
タイ古式マッサージセラピスト
@one_love_earth インスタグラム
ホームページ
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