QRコード
QRCODE
お知らせ
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 2人
プロフィール
ジェントルマン
ジェントルマン

スポンサーサイト

 さがファンブログ事務局 at 
上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

防火訓練を実施しました

2011年10月26日

 ジェントルマン at 16:10  | Comments(0) | 行 事
10月15日(土) 防火訓練を実施しました。

12時30分開始。火災報知器での通報から始まり、鹿島消防署との連絡対応、消化器の取り扱い、消火時の注意点や心構え、患者搬送、避難誘導などを鹿島防災の古賀さんから指導していただきました。
職員も訓練を真剣に受け止め、古賀さんから失笑されるような事まで質問していました。(毎回の事ですが、これが大事です)

今回は、急患対応や天候不順により、救助袋の使用を見送りましたが、次回は更に充実した訓練にしたいと思います。

(言い訳) 私自身も指導を受けていたので、写真を撮り忘れました。次回は写真もアップできるようにします。



                                                            文責 朝日  


腎臓病栄養教室(鹿島市主催)

2011年10月17日

 ジェントルマン at 16:29  | 行 事
腎臓病栄養教室(第3回目)を10月13日(木)に開催しました。

参加者のみんさんには、毎回興味をもってご参加いただいており、大変感謝しております。

参加者のみなさんといっしょに昼食をとれるので、職員枠2名分はすぐに予約が入ってしまいます。私は2回目にご一緒したのですが、3回目は既に予約済でした。

第3回目講義の模様です
「血液検査表の見方」

「糖尿病性腎症の食事について」
  


納富貴院長の窓3

2011年10月10日

 ジェントルマン at 09:06  | Comments(0) | 納富貴院長の窓
努力―報酬モデルに従った関与 

九州思春期研究会で伺った松崎教授のご講演の内容をまとめました。患者さんへの指導ばかりでなく、自分の子供への接し方にも役に立ちます。

筑波大学大学院生命システム医学・産業精神医学
教授 松崎 一葉

1、 努力の過程にコミット(関与)する
2、 その努力の過程を評価する
3、 結果を褒める
4、 結果に対し、感情的に自ら知覚する
5、 さらなる期待を込める

具体的には、糖尿病の患者に対する対応がわかりやすいかもしれません。

1、 食事コントロール、薬のコンプライアンスに注意する。
2、 努力していること、そのものを褒める。上手に出来ていなくても、やろうとしている過程があれば、褒めてあげる。外来通院してきただけで、十分といってあげる。
3、 結果が、ちょっとでもよければ、そこをとことん褒めてあげる。検尿で前回300mg/dl出ていた糖が100に下がってたら、そこをとことん褒めてあげる。
4、 そして、その結果に対し、よかったね~~~っと、心から思ってあげる。表情に出す。言葉に出す。
5、 そして、さらに、今のあなたなら、次は尿糖0よとか、HbA1cは6.5まではいけるよ。とちょっと上の目標をちらつかせる。

子育てもそうです。
1、 宿題に一瞬目を通してあげる。勉強部屋を覗いてあげる。ダイニングで勉強させる。
2、 勉強していること自体を褒めてあげる。
3、 結果が返ってきたら、いいところを見つけて、褒めてあげる。0点でも自分の名前を綺麗に書いていたら、そこをとことん褒めてあげる。
4、 いい結果であれ、悪い結果であれ、親として、一緒に喜び、悲しむ。
5、 次の目標を具体的に、言葉にし、そうなるようにするためには、どうすべきか考えさせる。また、自分も、その具体的な目標に近づくために何をしてあげればいいか、考え、子どもにも伝える。
なにも浮かばないなら、「じゃ~おかあさん、おいしいカレーを作るね」でいいのです。


文責:納富貴  


腎臓病栄養教室(鹿島市主催)

2011年10月05日

 ジェントルマン at 15:54  | Comments(0) | 行 事
 鹿島市の主催で、9月15日(木)から5回に渡って、腎臓病栄養教室を開催しています。
(鹿島市内から12名の方が参加)


 第1回は、 「腎臓のはたらきと病気」 と題して、看護部長が講師を勤めました。(9月15日)

 第2回は、 「慢性腎臓病の食事療法」 「栄養の基礎知識とメタボ改善について」 と題して、講義が行われました。(9月29日)

 また、昼食時には 「食事バランスと献立」 について、職員の片渕管理栄養士がカロリー摂取などについて話をしたり、参加者の皆さんから質問を受けたりしています。

 第3回(10月13日開催)は、臨床検査技師などが 「血液検査表の見方」 「糖尿病性腎症の食事について」 の内容で講義を行う予定です。
 
 参加者の皆さんには、開講時に個人目標を設定していただいています。皆さん無理なく目標に近づけたらいいですね。

 参加者の皆さん、楽しみながら正しい知識を習得してください。


 主催者の鹿島市からは、保健健康課国保係の正宝さん(管理栄養士)に毎回ご来所いただき、参加者の皆さんと交流していただいています。
 

  

  


職員さんへ業務連絡

2011年10月05日

 ジェントルマン at 09:15  | Comments(0) | 業務連絡
職員検診の時期になりました。ご協力お願いいたします。
まずは、病院職員から健康に留意しましょう!!

間もなく始まるインフルエンザの予防接種にもご協力お願いします。



10月15日(土) 12:30より防火訓練を実施します。
勤務に支障のない方、休日でも時間の都合がつく方は、是非参加してください。  


成人性T細胞性白血病ウイルス感染症と泌尿器科

2011年10月04日

 ジェントルマン at 14:49  | Comments(0) | 感染症の話
神経因性膀胱をきたすウイルス疾患があります。実は、このウイルスの感染者は九州人に多く、この因果関係を解明することにより、我々日本人は、どこから来たのか?というウイルス人類学まで発展しました。研究のロマンが垣間見れるネット情報をお届けします。また、ルーツについての話は11月号に掲載予定です。文責:納富貴

http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/^inymed3/atom/medstaff.html

1)HTLV-Iについて
 HTLV-IはRNAレトロウイルスの一種で白血球(リンパ球)に感染するヒトTリンパ球好性ウイルスI型の略です。ウイルスを体内に持っている状態をの人をキャリア(保因者)と呼びます。古い昔から普通に存在し続けてきたもので日本(特に西日本、九州、沖縄)やカリブ諸島が多くほか南米、北米、アフリカ、インド、ヨーロッパに分布しています。
HTLV-Iキャリアは鹿児島県で一般住民中9.8%,沖縄で20%,鹿児島の献血者中2%みられます。
 HTLV-Iは成人T細胞性白血病(ATL)や痙性脊髄麻痺を起こすHTLV-I関連脊髄症(HAM)の原因ウイルスになっていますが、発症頻度は、ATLでキャリア1000人中1人、HAMで年間キャリア10万人中3人です。
2)HAMについて
 (疫学)
 世界全体のキャリア数、HAM患者の実数はそれぞれ、220万人+α、3000人+αです。日本におけるHAM患者の実数は1500人程度です。男女比は約1:2.3と女性に多いです。平均発症年齢は45.1±16.5歳。
(感染経路)
 主なものは母乳による母子垂直感染で、ほか輸血、夫婦間伝播(極めて稀、ほとんど男性から女性)などがあります。
(臨床症状)
 緩徐進行性の歩行障害、尿が近いとか尿が出にくいなどの排尿障害、足がしびれたり、感じが鈍いといった感覚障害です。排尿障害は、最初、夜寝たあと尿が近かったり(2-3回)や1-2時間おきに何回もトイレへ行って排尿したりすることで始まることが多く、排尿後の身しぼり感や尿を出した後もまだ尿が残った感じ,尿閉(残尿)やいつのまにか尿がもれたり(尿失禁)します。残尿がひどくなるとお腹を押さえて尿(圧迫排尿)を出したり、管を入れて尿を出す(自己導尿)ことになります。排尿障害時、前立腺肥大、前立腺がん、子宮異常などを精密検査する必要があります。感覚障害は振動を感じる感覚が鈍くなり、レベルを伴なったり,伴なわない異常感覚(ジンジン感)や感覚鈍麻がみられます。便秘は頑固で下剤を飲んでも出にくい場合があります。ほか、皮膚乾燥、発汗障害(多くは低下)などあります。
 初発症状として歩行障害 83%, 排尿障害 28%, しびれ感 12%,腰痛が9%,便秘 8%,感覚鈍磨 4%, 手指振戦 4%みられます。
(検査所見)
 血清抗HTLV-I抗体陽性(抗体価は高い),髄液抗HTLV-I抗体陽性を認めます。ほか、髄液ネオプテリン高値(外注)、髄液IgG産生亢進、血清IgE低値など。  
(合併症)
 Tリンパ球性肺胞症(70%),涙や唾液が出にくくなるシェーグレン症候群(25%)、関節症(20%), ぶどう膜炎(15%)、多発筋炎(5%),大脳深部白質病変(55%),魚鱗癬,ATLなど。
 整形外科的疾患を同時に持ち合わせているケースがあり、脊柱靭帯骨化症(後縦靭帯骨化症,黄色靭帯骨化症 4%), 脊柱管狭窄症 2%, 変形性脊椎症 3%, 脊椎圧迫骨折 1.5%, 脊椎ヘルニア 1.3%,などで、鑑別を要する。  
(神経病理)
 神経病理所見は胸髄中下部の外側皮質脊髄路を中心にした脱髄と神経鞘および軸索の変性脱落が認められる。血管周囲から脊髄実質に広がる炎症性単核細胞の浸潤がみられます。
(HAMの発症機序)
 HTLV-IがCD4 T細胞に感染し、感染CD4 T細胞が血流の停滞するところに集まり、HAM発症の多因子によりHTLV-Iプロウイルス量を増加させたり、活性化T細胞を増加させる。活性化T細胞は TNF-α、MCP-I,γ-インターフェロンなどを放出し、炎症細胞を中枢神経に移動・浸潤させ、長期炎症の持続を起こしミクログリア、マクロファージ、アストロサイトから放出されるTNF-αなどにより中枢神経が傷害されHAMが発症する。もう1つはHTLV-Iプロウイルス量の増加でHTLV-I特異的サイトトキシックCD8 T細胞が髄液で著明に増加し、脊髄に浸潤しHAMを発症させるという機序が考えられている。すなわち、HTLV-Iが直接神経細胞に感染して障害を引き起こすのではなく、感染リンパ球の活性化とそれに対する免疫担当細胞の反応、それらの脊髄組織への浸潤、その結果引き起こされる周辺組織細胞への影響がHAMの脊髄障害に関わっていると考えられている。
(治療)
1) 感染予防として妊婦の場合、産婦人科と相談して、母乳を3ヶ月限定にするか、人工乳にする。血液からの感染のため、血の付いた歯ブラシなどは共用しない。
2) HAMとして発症した場合、高齢者や軽度の痙性歩行時は筋弛緩剤とリハビリテーションのみでも有効です。症状が重かったり、進行中の場合、ステロイド療法(ステロイドパルス:ソルメドロール1g/日、3日点滴、ステロイドミニパルス:ソルメドロール500mg/日1回点滴)、インターフェロンα(スミフェロン)筋肉注射療法、血漿交換療法があります。そのほかの治療としてビタミンC大量療法(アスコルビン酸2-3g/日、5投2休),サラゾピリン(特に関節症状の強い場合)、エリスロマイシン(300-600mg/日内服),フォスミシン療法,AZT(AIDS治療薬)などがあります。
3) 排尿障害は神経因性膀胱です。膀胱活約筋協調運動不全では尿道平滑筋の収縮が強く、膀胱収縮が弱いため、臭化ジスチグミン(R ウブレチド)とαブロッカー(Rミニプレス)を投与する。尿がたまるとすぐ排尿してしまうような痙性膀胱ではオキシブチニン塩酸塩(R ポラキス), フラボキサート塩酸塩(R ブラダロン), プロベリン塩酸塩(R  バップフォー)を使用する。 
4) 感染症を生じやすいので、早めの抗菌剤投与をする。
(予後)
予後は良好で、42%は変化しない。しかし、56%の人は10年経過を見ると悪化するので、定期的な治療を要する。感染症が加わると、一時的にHAMは悪化する。
(HAM発症リスク)
ウイルス側:
末梢血単球中のウイルス量が1%超えるとHAM発症のリスクは増大する。
感染者(宿主側):
 HAM発症を抑制する可能性のあるフHLAフェノタイプがあり、HLA-A2保持者はHAMのリスクを減少させる。ウイルス側及び宿主側からみたHAM発症のメカニズムが解明されていけば、新しい治療法も見つかる可能性があります。 

(編集部追加)
 このウイルスは濃厚な接触でしか感染しません。よって、この感染ルートを辿ると、先祖はどういうルーツであったかがわかるのです。結論から言えば、日本人は先住民族の縄文人と大陸からきた征服民族である弥生人に分かれるのですが、先住縄文人は九州と北海道(蝦夷)に追いやられたという歴史的事実がこのATLウイルスにより証明されたのです。
つい先日、インディアンのミイラがこのウイルスに感染していたことも証明されました。縄文人は、海を超え、アメリカインディアンになったようです。  


納富貴院長の窓1

2011年10月04日

 ジェントルマン at 11:46  | Comments(0) | 納富貴院長の窓
医会佐賀6月号:フリートークに掲載されました。
泌尿器科医にはあまり関係ないセロトニンという物質のお話です。

誠晴會納富病院  納富 貴

痛みと愛と攻撃と

 ヒトとして、いや大きく生命体に共通するとダーゥインも指摘する不可欠な感情である『愛』。『愛』は『痛み』を伴うものである。本来生物として共に栄華を極めるという目的を有しているはずの同種間において、異性の『愛』を得るために同性間で『攻撃』しあう行動は多くの種にて見られる。『攻撃』の結果として身体的『痛み』が生じることは『攻撃』側、被『攻撃』側にも避けられない。ただ、承知の上で自らが被る以上の損害を相手に与えることだけを目的に『攻撃』する。苦労の結果『愛』が享受されたとしても、その後も『愛』に『痛み』は付きまとうにもかかわらず‥。

究極の『愛』

 多くの生物で噛むことがスキンシップとなる。程度によるが『痛み』と紙一重の愛情表現である。少しふみこみカマキリの話はあまりにも極端な例であろうか?ヒトでも「好きで好きでたまらなく、食べてしまいたくなる」事がある。実際、佐川一政氏は恋人のパリジェンヌを食べた。この場合、カマキリと異なり雌雄関係が逆転しており、子孫繁栄のための栄養補給を目的とした行動でないことは明らかである。そこはかとない『愛』は痛みを超越する死を与えることを選択させざるを得なかったのか?実際彼は、最も愛する人の最も愛すべきパーツであったろう胸部が一番美味しかったとさえ供述している。この常軌を逸した行為に至る心理的推移の考察はさておき、程度の差こそあれ、恋人をおもいっきりつねりたくなる抑えきれない衝動は冷静に考えてみればみるほど不思議な感情である。

『愛』相反する

 『愛』があまりに深淵となり、逆の感情となることも日常茶飯事である。愛と憎しみも表裏一体なのである。問題解決の手段として精神的肉体的『攻撃』が安易に選択される。肉親兄弟での血みどろの諍い。離婚調停。振り向かない異性への執拗なストーキング。子供の反抗期もこの感情が一端を担っているかもしれない。好きな女の子を虐める男子などもかわいい代表であろう。メッタ刺しの殺人事件は、まず間違いなく愛情のもつれから生じる。殺す事はあくまで途中経過であり、『愛』の対極の心境に到達するまで刺す事が目的なのである。『愛』相反し憎悪極む。

感覚である『痛み』と言語として表現される『愛』との関係

 『愛』する表現には『痛み』に近い感覚が流用される。身を切るような思い。心が疼く。胸が痛い。張り裂けんばかりの気持ち。体がほてる、熱く煮えたぎる思い。身を焦がすまで思う。熱い視線は身を貫く。ハートに矢まで刺さるのである。『愛』を表すこの感情的な苦痛表現は、ほとんど全ての言語で認められるという。人種に関係ない共通する感覚なのである。つまり、少なくともヒトが体現する感情と感覚においては、言語的に『痛み』と『愛』は共有されていると断定できる。

『愛』の喪失

 『愛』を失えば、身も心もボロボロになり、人生はズタズタにされ、朝も起きられなくなり、物が喉を通らない。何もしたくなくなり、生きる意味さえなくなる。自己を抹消したくなる。まさに『鬱』の症状を呈する。カミーユ・クローデルは、ロダンを愛し、愛人として助手としてモデルとして、心も技も身も捧げた。結局、内縁の妻から『愛』を奪い取ることができず、離れる決意をした直後発症。四半世紀もの残る一生を施設で過ごすこととなった。ピカソの女性遍歴はあまりにも有名であるが、彼の死後少なくとも2人の周囲の女性が自殺している。『愛』の喪失により自らの命を断ったのである。『愛』の過剰が破綻を生じさせるのである。何が(何の欠落が)『愛』を飽和させたのであろうか?『愛』の消失により生きるために必要な何が奪われるのであろうか?

『痛み』と『鬱』の相関

 『痛い』時は不機嫌になる。成人女性なら程度の差こそあれ月経時には仕事も手につかない人も多い。月に一度、普段は美しく優しい女性が、眉間に皺を寄せニコリともしない日、傍に居合わせてしまった男性はなすすべがない。男性にはこの辛さは決してわからないが、歯が痛む時、仕事に集中できない状態を思い出していただければ比較的似たような状態か?あくまで想像である。不機嫌や集中できないことと『鬱』とは直結しないものの、精神的には類似状態である事は間違いない。

卵かニワトリ、苦痛と『鬱』

 さて、卵が先かニワトリが先か?精神的苦痛が鬱発症と関与することは経験的に知られており、逆に鬱病患者の最大80%が主として身体的症状を示すことは立証されている。頭痛、腰痛、肩こり、胃の痛み、下痢、便秘、発汗異常、息苦しさなど症状は多岐にわたる。約30年も前に疼痛とうつ病には神経化学的な関連が示されていた。低容量でも三環系抗うつ剤は慢性疼痛を軽減させることが実証されており、現在アメリカでは線維筋痛症候群に附随する疼痛に対して三環系抗うつ剤が第一選択薬とさえなっている。その他、慢性緊張性頭痛、慢性上部消化管痛、末期癌患者に対する麻薬鎮痛剤の補助薬としても有用とされる。いまも、徐痛効果の目的で同系統薬剤が各方面で研究されている。

感情と感覚と行動と精神疾患の共通キーワード

 言語的に『痛み』と『愛』は共有され、精神的肉体的に『痛み』は『攻撃』から生み出される。苦痛が『鬱』発症の転機となり、抗うつ薬により『鬱』も『痛み』も軽減する。まとめると、『攻撃』本能(抑制系も含む)は『愛』を根拠とした『痛み』を自他に与えること(与えないよう我慢すること)を目的とした行動(行動抑制)であるのだろうか?門外漢のたわごとであるが、そのシステムが破綻した場合、『鬱』状態が引き起こされるのではないだろうか?
『愛』と『痛み』と『攻撃』と、そして『鬱』についての結びつきはひとつのキーワードに収束される。
神経伝達物質『セロトニン』である。
 私が専攻する泌尿器科とは関係なさそうなこの物質も、慢性疼痛や前立腺のアポトーシスといった視点から注目されるようになってきた。進化は倹約的に行われている。臨床医として、まだまだ広がりそうなこの研究分野に期待を寄せる。
  


こんな症状や症候の時は腎臓内科へ

2011年10月03日

 ジェントルマン at 15:38  | Comments(0) | 腎機能障害について
腎臓はおとなしい臓器です。
症状が出た時は既に手遅れであることもあります。
以下に示す症状が出現した時は、腎機能低下も疑って下さい。
かかりつけの先生がいらっしゃれば、ご相談することをお勧めします。

ここのところずっとだるい。
足や顔がむくむ。
吐き気がある。
よく眠れない。
息苦しい。
少し歩いただけで動悸がする。

尿量が極端に多い。あるいは一時期多かったがこの頃少ない気がする。

高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症が長期にわたって進行している。

健診で、血尿や蛋白尿を指摘された。
健診でBUNやクレアチニンが高いと言われた。

以上の症状がある方は、出来るだけ早めの受診をお勧めします。

当院では食事生活指導なども、積極的に実施しています。
お気軽にご相談ください。

文責:納富貴  


こんな時は泌尿器科へ

2011年10月03日

 ジェントルマン at 15:21  | Comments(0) | 泌尿器科疾患
こんな症状でお困りのときは、泌尿器科へご相談下さい。

おしっこするとき痛い。
おしっこの出が悪い。
夜おしっこに何回も起きる。
血尿が出た。
おしっこが漏れる。
排尿後残った感じが続く。
腰が痛い。

男性性器の形が気になる。
勃起不全。
男性不妊症かも??

原因不明の高血圧。

子供のおねしょ。

などなど、泌尿器科は幅広い領域の疾患に対応いたします。
当院では腎機能障害についても、積極的にご相談に応じる努力をしております。
お気軽に、ご相談願います。

文責:納富貴