スポンサーサイト
いろんな思い
いろんな思い
職員
子供・親の成長・自分の子供時代・両親の想い
先日、祖父の家に遊びに行った時の事です。
長男7歳に、次男5歳の面倒を、もう少し見て欲しいと、伝えても聞かないので、叱った。
叱っても、聞くことなく、自分の言い分を言うばかりで、私は長男に、ひどい事を言ってしまい
長男は、怒った顔つきで、部屋のドアを バタン と音をたて出て行った。
私は、夕食の準備中で、長男がドアを閉めて、部屋を出て行く所を見ただけだった。
頭のどこかで、出ていく事はないだろうと思い、そのまま夕食を作り続けた。
暫くして、長男が居るか両親に確認すると、居ない事に気が付く。
家中、長男の名前を呼んでも、返事がなく、玄関にあった靴もない。
私の中で、悪い事が、次から次に思い浮かび、家族みんなで、捜索。
辺りは、まだ明るいが、夕方5時。夕暮れ時。焦る気持ちを落ち着かせ、
もう一度、玄関の靴がないか見に行くことにした。
すると、玄関の片隅に小さい見慣れた靴があった。
良かったと、 ほっとする気持ちと、やられたと言う気持ちが、交互する。
靴があるのを確認してから、引き攣っていた顔が、一瞬にして、にやけ顔。
家に入り、かくれんぼごっこ。
一部屋ずつ捜し、部屋の片隅に、小さく丸まった長男を見つけた。
見つけた瞬間、私の所には、長男の体は向かず、祖母の胸の中へ飛び込んだ。
安心したのも、つかの間、怒りと自分に対する情けなさの葛藤。
取りあえず、長男に、みんなに心配をかけた事を謝らせ、私も頭を下げ、
我が家のかくれんぼ騒ぎに、幕を閉じた。
大事至らず、その日、いつものように日が暮れた。
後日、両親から
好きでお兄ちゃんになったわけじゃなかけんね と、一言。
素直に、そうだよね と気付かされた私は、いろんな事に 感謝 した。